あなたは自分が続けてる習慣を「なぜ続けるのか」答えられますか?
また、あなたは自分がの買ったものを「なぜ買ったのか?」答えられますか?
私たちは、常識や不必要な習慣に縛られていることが多々あります。
そのせいで自分の「時間」や「お金」を奪われているとしたら、どう思いますか?
最近、それに気づかされ、「やられてた~」と思い知らされることがあったので、ちょっとそういうことを書いていこうと思います。
「毎日シャンプーやってんの?やり過ぎだよ。」
これは知り合いの美容師に言われたことです。
言われた瞬間、驚きを隠せませんでした。
すぐに聞き返したところ、質問で返されました。
逆に、なんで毎日しないといけないと思った?
毎日やらないと脂っぽくなったり、痒くなったりするじゃないですか…
なるほどねー
良いカモですねw
どうやら私はカモだったらしい。
消費者は知らない売るためのしくみ
中村さんの感じてることは、正直な感想だと思うんだけど、
そういう思いをわざとさせられてたどう思います?
考えもしなかった。
うがった見方をするとそうですね。
だって、1日でも放っておけば脂っぽさや痒みが出るという体験をしたら、消費者はどう思います?
毎日欠かさずシャンプーすると、毎日シャンプーしない場合と比べてどうなります?
そして、シャンプーが売れます!
ですよね。そこに「洗浄力の強いシャンプーです」って新商品でたらどう思います?
じゃあ、その「洗浄力が強いシャンプー」が、
脂っぽさや痒みを生んでるとしたらどうします?
えっ!もしかして、それ本当の話ですか???
気づいちゃった?
気づかされてしまいました。
これ全部、シャンプーを売るためのしくみだったようです。
シャンプーは毎日しない方がいい
そうそう、だからシャンプーは毎日しない方がいいんだよね~
美容師さんによると、そもそも頭皮にはある程度の脂が必要なのだという。
シャンプーで取り除くのは、「余分な皮脂」や「酸化した皮脂」であって、洗い過ぎはよくない。
なので「洗浄力の強いシャンプー」を使えば、必要な皮脂まで洗い流し、頭皮は頑張って脂を出そうとするらしいのだ。
それをみて、脂っぽいな~と思っているのが、私だったようです。
怪我した後、カサブタができて、それを剝がしては「血がとまりませ~ん」って言ってるのと同じ状態よ。
必要な脂を足しては流し、足しては流しをする茶番を毎日演じていたことに気づかされたのでした。
しかもそこにトリートメントなどすると・・・
保湿剤とか入っていて、余計な成分が頭に残るからそりゃ痒くなるよね。
ということらしく、脂と痒みを自ら生み出す習慣をつくっては、毎日シャンプー&トリートメントをしようとする。
そして、シャンプー&トリートメントの使用量が増え、「お金」と「時間」を奪われることになっていたといういことらしい。
しかもどこかで「自分の体質のせい」だと思い込んだりするから、たちが悪い。その人のコンプレックスまで生んでしまう原因となっているだから。
しかし、ここにも罠がある。
コンプレックスはお金になるのだ…
美容という世界では多い「コンプレックス商法」
「コンプレックス商法」とは、消費者の劣等感を改善させるための商法のことだ。
身長、体型、ニキビ跡などの肌の状態、顔の造作など、頭髪、性的魅力などで世間一般の人々と比較した際に劣っている部分に関して改善をする役務を提供している。美容整形手術、施術、改善する機器や薬品、サプリメント、食品などを販売している。
宣伝広告などで過剰な劣等感や危機感を煽る手法を取る業者もある。
コンプレックスは非常にお金になる。
なぜなら、人類、いや生物永遠のテーマとして「モテたい」というところがあるからだ。
生物はモテるために競争し、人類でいえばモテるために自己を研鑽し、仕事をし、時間とお金を使う。
その中で他者との比較をし、劣る部分があれば解消したいと願い、解消法があればそこにコストを費やす。
それはどうしようもなく本能的なものだ。
中でも「モテる」や「劣等感」にわかりやすく直結するのが「美容」。
だからこそ、宣伝広告などで過剰な劣等感や危機感を煽る手法を取る業者も存在する。
場合によっては、情報操作で余計な劣等感を生み出すことも可能ということだ。
髪を染めるのも「劣等感」のあらわれ?
実は「髪を染める」という行為にも一種の劣等感があらわれているという。
先述の美容師は言う。
髪を脱色してまで染めるっていうのは、一つの病みたいな一面もあるんだよね。だってそれって「ありのままの自分」を認められないってことじゃない?
そうなのだ。美しい黒髪を脱色してまで、カラーリングするというのは、そういう一面がある。
つまり「今の劣っている自分から飛び級して、優れた何かになりたい」という願望のあらわれでもある。
または「憧れという偶像(アイドル)に無理に近づこうとする行為」といってもいいかもしれない。
どちらも共通するのは「現状の自分からの逃避」である。
だから自然な美しさからはどんどんかけ離れていく。いわば作り物だ。
「現状のありのままの自分」から逃げるために多額の「お金」と多くの「時間」が奪われ、さらに「健康」まで奪われていく構造。
実は、これは宗教やドラッグとも似た構造でもある。
カラーリングは髪の毛とカラダを壊滅的に破壊する
たとえば、カラーリング(髪を染める)という行為がどれほど、カラダに悪いか知っているだろうか?
美容室でカラーリングをするとわかるが、美容師さんがカラーリング剤を素手でさわることはしない。
なぜなら、カラーリング剤が劇薬だからだ。
直接触ればアレルギー反応や皮膚がかぶれたりする。
「パラフェニレンジアミンはアレルギー反応で頭皮がかぶれたりするだけではありません。強い発がん性があるうえに、骨髄などに深刻な障害を与えることが明らかになっています。
ジアミン系の薬剤は、’91年にフィンランドで使用が禁止されたのを皮切りに、世界各国で使用禁止の流れが広がりました。ところが、日本ではこの物質がいまだに白髪染めに使われています」(坂部氏)
もはや発がん性とともに、骨髄にまで深刻な影響を与えることまでわかっている。
しかし、いまだ使われ続けているのは、コンプレックスの解消とともに「お金」になるシンプルな事実があるからだ。
劣等感でなくクセ=個性だと認める
欠点じゃなくて、クセ=個性だと認めて、それを活かす方法を考えるのが自然な美しさに近づきますよね
だそうだ。
天然パーマも、細い髪も、太い髪も、クセっ毛もそれ相応の活かし方があるそうだ。
形を活かしたり、動きを活かしたり。
クセ=個性と認めると、そんな活かし方ができるという。
それがありのままの自然な美しさにつながるということだ。
その方が、無理のある理想をかかげるよりも、納得感のある結果におさまるという。
そして、とても経済的でもある。
自然な美しさを求めたら美容代が半減した話
実際、ある女性は自然な美しさを求めると美容代が半減したという。
彼女の場合は、美しさを保つために、毎月美容室でカット&カラーリング&トリートメントをし、それなりの良いシャンプー&トリートメントでほぼ毎日ヘアケアをしていたそうだ。
そのときの費用は、
- カット&カラーリング&トリートメント=毎月2万円
- 自宅でのシャンプー&トリートメント各1本ずつ=6,000円
これをカット&日々のケアにヘナを使用した場合、
- カット代=毎月6,000円
- ヘナ=毎月4,000円
- 自宅でのシャンプー(前より上質なもの)=5,000円
⇒ただし、シャンプーの消費回数は毎日⇒週2回(=2/7)
つまりヘアケア代が少なくとも1万1000円節約され、シャンプーの量も消費量が7分の2でさらに節約されたようだ。年額にすると13万円以上は節約されたことになる。
これはデカい。
しかも、以前より髪質はサラサラに、痒みもなく、髪の広がりもなくなり、何より初めて納得感のある髪の仕上がりになっているという。
広告のウソや常識を疑うメリット
いかがだったでしょうか?
今回は特に美容のお話を題材にしましたが、他にも「毎日3食たべるのがよい」みたいに色々見直した方がいい習慣というのは転がっていたりします。
実はその常識の中で無駄なコストをかけ、時間を奪われ、ときには健康まで奪われているなんてことは、結構あるのです。
また、広告でいつの間にか、興味をもつよう刷り込まれ、それが一定数の人間に刷り込まれると、いつの間にか常識になったり、人の習慣になってしまうこともあります。
習慣にまで落とし込まれてしまうと、当たり前のように今まで欲しくなかったものに時間を奪われ、行動を拘束されるという事態にまで陥るのですから…
さらにコンプレックス商法なんてものも、まかり通っていることも知っておきましょう。
「本当に自分にとって必要なモノか?」
という視点は、実はとても経済的だよということは踏まえておいた方が良いよ、本当に自分に合ったものをみつける事は、納得感+経済的にもお得だよというお話でした。
それでは、また!
コメント